中高年の筋力トレーニング
2022/10/28(金)
加齢により筋肉が萎縮し、減少していく状態をサルコペニアと言います。
主に立っていたり、 歩いたりする時など、人間が重力に対し行動する時に使う、お腹・お尻・背中・腿前側の筋肉群などに多くみられます。立ち上がったり、歩いたりするのがおっくうになり、そのままにしておくと歩行も困難になってしまうことから、生活活動能力低下の原因となっています。
筋力トレーニングによって進行の程度を抑えることが可能ですので、年齢を重ねても意識的に、積極的に行うことが大切です。
歩行中につまずいたり、立ち上がる際に手をつくようになると、症状が進行していると考えられます。筋力トレーニングを行うことで、生活の質が向上します。
筋肉は、年齢に関係なく、鍛えることで大きく強くすることができます。
サルコペニアを予防するためには、筋力トレーニングがおすすめです。
◇筋力トレーニングを行う時の注意点
1.呼吸を止めない
2.反動をつけずにゆっくり行う
3.使っている筋肉を意識する
◇初級編 目安:各10回×1~3セット 週2~3回
○膝上げ運動 鍛える部位 股関節の筋肉
1.背すじを伸ばし座る
2.膝を引き上げる
○膝伸ばし運動 鍛える部位 腿前側の筋肉
1.膝の角度90度で座る
2.膝を水平まで伸ばす
○つま先上げ運動 鍛える部位 すねの筋肉
1.背すじを伸ばして座る
2.つま先を上げる
◇中級編 目安:各10回×1~3セット 週2~3回
○立ち上がり運動 鍛える部位 腿前側の筋肉
1.背すじを伸ばして座る
2.少し前傾しながら立つ
○壁腕立て運動 鍛える部位 胸・腕の筋肉
1.肩幅より広めに両手を置く
2.肘の曲げ伸ばしを行う
○腹筋運動 鍛える部位 お腹の筋肉
1.仰向けで両膝を曲げる
2.おへそを見るように上体を丸める
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